【必見!】介護職の仕事内容とは?役立つ資格修得や給与を解説

介護職の仕事内容のイメージというと、みなさん漠然とイメージはつくとは思いますが、具体的なイメージは経験がないかぎり難しいと思います。

資格もなんとなく聞いたことがある程度で、具体的な資格修得の仕方などよく分からないと思います。給与についても、施設の形態や事業所によっても違います。

今回、この記事では上記の冒頭について順番に解説していきます。

介護職の仕事内容とは? 具体的にどんなことするの?

主に、老人ホームや障がい者施設、訪問介護、病院などで仕事をすることとなり、その中でも老人ホームに従事する方が多いです。

老人ホームと一括りにいっていますが、具体的には公的施設と民間施設とあり、そのことについては趣旨ではないので割愛させていただきます。

介護職の仕事内容とは?

上記の働く場所を大別しまして、仕事内容は形態によって違うところもありますが、応用が利く仕事なので経験者であればできます。ですが、人によって向き不向きがあるので、自己分析が必要となってきます。

簡単に説明しますと、身体介護生活援助と2つの業務があります。

生活援助とは

文字通り日常生活の援助をする業務となります。仕事内容としては、

  • 掃除(居室・寝室・浴室・トイレ・etc)
  • ゴミをまとめる・ゴミ出し
  • 洗濯・干す・取込・たたむ
  • 布団を干す・取込
  • ベッドメイキング・シーツ交換
  • 調理援助
  • 買物代行
  • 相談援助
  • 代読・代筆介助など

身体介護とは

身体介護とは、身体障がい者や高齢者が日常生活を送る上で必要な身体的な援助や支援を行う業務です。

  • 外出介助(歩行介助)
  • 更衣介助(衣類の着脱)
  • 移乗介助
  • 入浴介助
  • 排泄介助
  • 服薬介助など

介護の資格の種類は? 修得はどうやって取るの?

介護の資格修得は、主に3つ(初任者研修・介護福祉士実務者研修・介護福祉士)の資格を下図の階層から順番に修得します。

介護職員初任者研修

まずは、基本中の基本の初任者研修です。むかしは、ホームヘルパー2級といっており、この資格は国家資格ではなく民間資格でもありません。厚生労働省が認定した資格です。

介護の基本的な知識やスキルを身につけることができ、かつ就職に有利な点や無資格の人と比べ待遇が良い点です。 ※訪問介護員(ホームヘルパー)は初任者研修の資格がないと仕事ができませんので訪問介護の転職には非常に役立ちます。

介護福祉士実務者研修

この資格は、介護職に従事していないと聞きなれない資格ですが、元々は、「ホームヘルパー1級」と「介護職員基礎研修」を2013年に一本化した資格です。

この資格の有利な点は、介護職員初任者研修より、転職が有利な点や、もちろん待遇も良く、かつ訪問介護(ヘルパー)のサービス提供責任者などの役職に就くことができます。

なお、「介護福祉士」の受験資格の一つに、介護福祉士実務者研修の修得が必須となります。

介護福祉士

泣く子も黙る国家資格です。国家試験の難易度としては、泣く子が黙るほど難しくはなく、合格率が高い資格ですので、ちゃんと学習しておけば独学でも受かるレベルですが、誰でも試験に受けれるわけでもなく、ちゃんと受検資格の要件を満たしていないと受けれません。

近年、介護福祉士の合格率は70%前後と高く、ここで勘違いしてほしくないのは、「誰でも受けれる試験」と「要件を満たしていないと受けれない」試験の違いです。

いくら合格率が高い試験でも、後者のほうは資格要件の段階を踏み、かつちゃんと勉強をしてきた人たちです。その人たちの中で試験に挑むわけですから、しっかりと勉強しないと試験に受かりません。

転職につきましては当然有利になり、つぶしがきき、かつ待遇も一番良いです。介護福祉士は、「名称独占資格」なので、名刺などの肩書きに名乗ることができます。

介護福祉士の資格修得後の次のステップアッ

現場の仕事が好きだったら、その仕事をやり続ければよいですが。私のまわりを見てみますと介護福祉士の次は、「ケアマネジャー」になられる方がおおいです。

ケアマネジャー(介護支援専門員)とは、簡単に説明をしますと、介護を必要とする人が介護保険サービスを受けられるように、ケアプラン(介護サービス計画書)を作成し、かつ各々の介護サービス事業所との調整を行うという、マネジメントの業務を行う専門性の高い職種です。

ケアマネジャーになるには、介護福祉士と同様に資格要件を満たす必要がありますが、ここでは割愛させていただきます。

「認定介護士」につきましては、残念ながら私のまわりにいないので、ちゃんとした情報が入り次第、お伝えしていきます。

介護の仕事は、どのくらい給与を貰えるのか?

介護職の平均年収は、いったいどのくらいあるのでしょうか?一番気になるところですが昔と比べ改善されたとはいえ、給料が安いというイメージをおもちの方もいるので解説します。

介護職の平均年収・平均月給

平均年齢43.8歳
平均勤続年数7.6年
平均年収約353万円
平均月収約25万円
平均ボーナス約52万円

引用元 : 厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」(企業規模計10人以上)

施設別の介護職の平均年収・平均月収

各々の施設形態別の平均収入を把握しておくと、転職する際に一つの参考になると思います。

平均 月収額平均 年収額
全体316,610円3,799,320円
特別養護老人ホーム(特養)345,590円4,147,080円
介護老人保健施設(老健)338,390円4,060,680円
訪問介護事業所(ヘルパー)314,590円3,775,080円
通所介護事業所278,180円3,338,160円
特定施設入居者生活介護事業所319,760円3,837,120円
認知症対応型共同生活介護事業所(グループホーム)291,460円3,497,520円

※平均給与額は、基本給(月額)+手当+一時金(10~3月支給金額の1/6)
引用元:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」

介護職も様々な雇用形態があります。一般の企業と同じく、正社員・非常勤・契約社員・派遣社員・パートなどの雇用形態があります。

簡単に述べますと、施設などの介護職は正社員の割合が多く、非常勤やパートは少ないです。訪問介護(ヘルパー)は、逆に正社員の割合は少なく、非常勤やパートは多いです。

当然、正社員のほうが賞与もあり、給与も高いです。

別の選択肢として訪問介護(ヘルパー)の非常勤の方でも、体力に自信がありたくさん件数をこなせば歩合制なので、それなりに稼ぐことはできます。※但し、非常勤の方は事業所によって賞与があるところとないところがあり、あっても寸志のところもあり、かつ利用者さんが急に入院してしまうなどのリスクがあるので、安定的ではありません。

まとめ

介護の仕事はお手伝いではなく、要介護者の自立支援に向けて出来るところは、ご本人に行っていただき、出来ないところを援助をさせていただくというのが基本的なスタンスです。

資格取得については一時期、介護に資格なんて必要ないと言われていた時期もありましたが、専門職である以上、介護を受ける側も資格があったほうが安心します。

ざっと解説をしましたが、まだまだ伝えたいことが山ほどあります。膨大な長文になってしまい途中で読む気もうせてしまうので、またの機会に解説をします。

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